国内制圧の準備は整った「有馬記念・G1」(23日、中山

 国内制圧の準備は整った「有馬記念・G1」(23日、中山)の最終追い切りが19日、東西トレセンで行われたルーラーシップは12日の1週前追い切りに続いてウィリアムズが騎乗栗東CWで5Fから追われ、馬なりながらラスト1Fは11秒6の切れ味を見せた

 3頭併せの2番手を進み、ゴール前で仕掛けられると上々の反応で最先着1週前は頭が高く、少し物足りなさもあったが、道中も楽な手応えで上昇曲線を描いたウィリアムズも好感触に笑顔だ「先週も悪くなかったけどねきょう乗って良くなっているなと感じましたリラックスして走れていました」と出来に満足感を漂わせる

 父は04年のダービー馬キングカメハメハ、母がエアグルーヴ国内屈指の良血馬は4月の香港でクイーンエリザベス2世Cを制して、海外G1馬の称号を手にしたところが、悲願の国内でのG1獲りを掲げた今秋の2戦では出遅れが響いて連続3着秋の天皇賞、ジャパンCともにメンバー最速の上がり3Fを計時しながら敗れている

 ファン投票では6万5330票を集めて、出走馬では最上位となる2位だった近2戦の無念を晴らすことはもちろん、熱い支持にしっかりと応えたい昨年は宝塚記念4着以来の休み明けで勝ち馬と0秒2差の4着勝ったオルフェーヴルを上回る33秒2の上がり3Fを刻んでいる前走のレース直後、ウィリアムズは言った「ゲートさえまともなら有馬では逆転できる」とそのための策も練ってきた師走の中山の支配者、その座を譲るつもりはない

 なお、出走馬と枠順は20日に確定し、馬券は21日から一部ウインズで前売発売が行われる

【関連記事】12月12日(水)、サイバーエージェント・ベースキャンプにて「黒川塾四」が行われました黒川塾は音楽、映画、ゲームと数々の業界を経験した黒川文雄氏が開催するエンターテイメントの原点を見つめなおすイベント毎回、豪華な業界関係者をお招きし、これからのエンターテイメントのあるべき姿を考える会です

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回数を重ねることで確実に認知度が高まってきた黒川塾ですが、今年最後となる第四回目は、2012年度を振り返り、ゲーム・エンタメ系メディア系編集長たちを一堂に招き、印象に残った今年のコンテンツについて語り合いました

また開催前からFacebookなどのアンケートによりエントリーを募り、それも参考にしつつ2012年度の「エンタテインメントの未来を考える大賞」を選定するという流れになっています当日もニコニコ生放送で中継され、オフラインのイベントにとどまらない広がりを見せたイベントになっております

まずはオーガナイザーの黒川文雄氏から今回のゲスト紹介が行われました朝日インタラクティブ株式会社の佐藤和也氏は、ゲームキャラクター雑誌や攻略本など紙媒体での編集をつとめた後、2008年よりGameSpot Japanの編集を担当、2010年より編集長を歴任現在CNET Japan編集記者をつとめています

当サイトINSIDE・GameBusiness.jpの編集長をつとめる土本学氏は、2000年に個人でゲーム情報サイトを立ち上げ、大学卒業後にサイトをIRIコマース&テクノロジー(現イード)に事業譲渡し編集長として加わりました土本氏の来歴やゲームメディアについての考え方は先日おこなれたイベントの取材でも触れられています

参考「いま”ゲーム”はどんなメディアを必要とするか?」 WIREDとGameBusiness.jpの編集長が対談」

株式会社エンターブレインの目黒輔氏は、フリーライターを経て「週刊ファミ通」、「ファミ通.com」、の編集記者を経験後、2011年からファミ通Appの編集長をつとめていますウェブサイト運営のほか、ムック本「ファミ通App iPhone&Android」や「なめこ栽培キット」や「パズル&ドラゴンズ」などのファンブックも手掛け、12月19日には「ファミ通App iPhone&Android NO.005」を発売予定です

■2012年を振り返って――「パズドラ」、「なめこ」、「アイマス」

ゲスト紹介の後、黒川氏は2012年のエンターテイメント業界をおおまかに振り返ってみました家庭用ゲーム機の低迷する中、ソーシャルゲームが躍進するも、5月に発生したコンプガチャ問題で一度業界側が冷静にエンターテイメント産業のあり方を考える流れができたといいますそして、秋口からは家庭用ゲーム機を中心に良いコンテンツを作るという方向が積極的になり、またスマートフォンではガンホーの「パズル&ドラゴンズ(以下パズドラ)」の大ブレイクで、ソーシャル一辺倒であった業界を驚かせました

一方、土本氏は、今年を振り返って一番大きかったのはNHNの無料音声通話・メッセンジャーアプリのLINEであったと言います昨今ではゲームプラットフォームとして事業を拡大し、LINE POPが圧倒的な速さで1000万ダウンロードを達成土本氏は個人的にもLINEスタンプのキャラクター「ブラウン」が大好き会場にもわざわざグッズを持ちこみ、その思い入れの強さを語りましたまたビジネス的観点でも「キャラクター」というものを強調昨今のスマートフォンビジネスでは、アングリーバードなどの海外キャラクターが世界を席巻する一方、今後、LINEはそれに対するカウンターとなり得るのではないかと語りました

次に目黒氏は、今年は「パズドラ」と「なめこ栽培キット(以下なめこ)」一色であったと振り返っております「パズドラ」はリリースされたのは今年の2月でしたが、未だにスマートフォンのランキングでは一位ここまでの人気、売行きを示すモンスター級のタイトルは今後もそう簡単に生まれないのではないかと述べました

一方、「なめこ」は今だとシリーズ累計2500万ダウンロードという圧倒的な支持を基盤に、現在ではスマートフォンアプリの域を超えて展開しております目黒氏が在住の埼玉のアミューズメント施設も今では「なめこ」一色になったといっておりますまた目黒氏が手がけた「なめこ」のファンブックは30万部という売り上げを記録出版不況の中でこれだけの数字を上げるのはかなりのものです

以上を総括し、目黒氏は2012年をスマートフォンアプリから新しいIP(知的財産)が花開いた年と述べました「なめこ」はソーシャルゲーム全盛の中でも、まったく課金を必要としない無料アプリを貫き、結果としてキャラクターを育てることで人気を獲得したと目黒氏は主張しました黒川氏もそれに応答し、エンターテイメント産業においては、キャラクターがアミューズメント施設のUFOキャッチャーなどのプライズ(景品)になったら一つのブレイクスルーを達成したと言って良いだろうと述べましたそして「なめこ」を開発したBEEWORKS GAMESはもともと編集プロダクションから出発しているため、そこでのノウハウが現在のマルチメディア展開に生きているのではないかと、主張しました

佐藤氏は今年を振り返って、良くも悪くもモバイルゲームがクローズアップされた1年だったと述べました栗東CWで5Fから追われ、馬なりながらラスト1Fは11秒6の切れ味を見せた時計 レディース栗東CWで5Fから追われ、馬なりながらラスト1Fは11秒6の切れ味を見せた時計 レディース栗東CWで5Fから追われ、馬なりながらラスト1Fは11秒6の切れ味を見せたカルティエ 腕時計