冬至の21日、南区宇品東3の温泉施設「宇品天然温泉ほの湯」では、

冬至の21日、南区宇品東3の温泉施設「宇品天然温泉ほの湯」では、風邪予防やストレス解消に効果があるとされる「ゆず湯」が設けられ、多くの客がさわやかな香りを感じながら体を温めた

 冬至は1年で太陽が最も低くなり、昼が一番短くなる日同じ読みの「湯治」とかけて、邪気を払い無病息災を祈るゆず湯に入り、カボチャを食べる慣習がある同店ではこの日午前から、中国地方有数のユズの産地・島根県益田市美都町産ユズ計約2000個を浮かべ、24日までゆず湯を実施する
 海田町の無職、渡辺泰一さん(71)は「毎年冬至の日はゆず湯に入る心が安らいで、1年の疲れが取れる気がします」と冬の恒例行事を ◇カレンダーに被爆の証人−−藤井睦弘さん(51)

 県内の教職員らでつくる広島平和教育研究所(東区)の事務局長を務める研究所は平和教材の作成や、被爆電車に乗って被爆体験を聞く会を企画している毎年編集を続けているのが、平和を願う詩や写真をあしらった「ヒロシマ平和カレンダー」県内の小中学校に寄贈し続けている子どもたちの新学期に合わせ、暦は4月からの1年間だ
 「広島の子どもたちには原爆被害を忘れないでほしいし、日常的に平和について考えてほしい、という気持ちで作り続けている戦争の被害だけではなく、加害についても考えてもらえればと思う」
 県内の大学を卒業後、84年に福山市の中学校に技術の教員として赴任した驚いたのが、自身が経験したことのない子どもたちのけんかの態様だった拳で腹や顔を殴り、相手が「痛い」と言っても暴力をやめない80年代はテレビゲームが一般家庭に普及し始めた時期だ
 「子どもたちのけんかもバーチャルの世界と一緒にしているのでは、と感じていた殴られた人の痛みが分からない」
 91年に湾岸戦争が勃発した米軍のハイテク兵器が注目を集め、人と人が殺し合う戦争の実態を感じにくくさせていた子どもたちを巡る環境や、世界情勢が目まぐるしく変化する中、教育現場を知る人間として、ある思いが沸いた
 「個人と個人の対立を広げたら、地域と地域、国家と国家の対立になる微力かもしれないが、対立の芽を出さないことが教育の仕事ではないか」
 08年から自身がカレンダーの編集に携わるようになった「教育現場を知っているからこそ、子どもたちの心に届く物が作れる」という自負があるカレンダーの来年のテーマは被爆した建物や橋、樹木だ「身近にあるものから被爆の実相を知ってもらいたい」という考えで、爆心地からの距離を図解入りで詳しく説明し、写真も多く取り入れた
 「自ら語らない『被爆の証人』がたくさんある事実を、子どもたちだけではなく、参観日で教室を訪れた大人たちにも知ってほしい」
 82年版から始まったカレンダーは来年で32作目これまで中沢啓治さんの漫画「はだしのゲン」や、原爆詩人・峠三吉の詩などをテーマに作成してきた長い歴史がある
 「昔、教室でカレンダーを見た子どもたちの子どもたちが、私たちの作ったカレンダーを見ることになる同店ではこの日午前から、中国地方有数のユズの産地・島根県益田市美都町産ユズ計約2000個を浮かべ、24日までゆず湯を実施するIWC 時計同店ではこの日午前から、中国地方有数のユズの産地・島根県益田市美都町産ユズ計約2000個を浮かべ、24日までゆず湯を実施するコルム時計同店ではこの日午前から、中国地方有数のユズの産地・島根県益田市美都町産ユズ計約2000個を浮かべ、24日までゆず湯を実施するIWC 時計